特定技能も制度ができてからもう2年がたちます。
改めて技能実習との比較をしてみました。
特定技能と技能実習比較
・特定技能は各省庁の上乗せ基準があること
・二国間協定各国の上乗せ手続きがあること
など、技能実習がただでさえ煩雑なので少しは簡便化されるかと思いましたが、
更に煩雑になった感じです。
その煩雑さもあると思いますが
2020年12月入管庁の発表によると特定技能統計は以下のようになっています。
・特定技能総数 15,663人
・国籍別 1ベトナム 9,412人 60%
2中国 1,575人 10%
3インドネシア 1,514人 10%
4フィリピン 1,059人 7%
・分野別 1飲食料品製造業 36.8%
2農業 15.2%
3建設 8.4%
・都道府県別 1千葉県
2愛知県
3東京
国籍ではベトナムが特定技能の6割を占めます。
ベトナム人の犯罪ニュースが多い気がしますが、
人数が多ければトラブル数も多くなるのは当たり前ですね。
他に多い県は茨城、埼玉、北海道、大阪など。
大都市圏と農業分野の人手不足感が顕著です。
コロナで特定技能の人数が増えない、というのは勿論あると思いますが
実務をしていて感じるのは以下3点です。
・手続きをもっと簡素に
更新申請でも新規とあまり変わらない書類でびっくりです。
・技能実習と一本化した方が良いのでは
技能実習の悪いところを廃除しようとして特定技能制度を新設したが、
結局送り出し機関が廃除できておらず、面倒くさい制度が2つに増えた
だけのような気がします
・農業、建設、産業機械製造業は国の根幹を成す産業なので、
人手が足りないからと外国人に 頼らず、日本人後継者を育て、
やりがいを感じられる仕組みづくりも考慮して欲しい