遺言書ー重点を置きたい点は人それぞれ。家族が違えば遺言書も千差万別。

遺言書を作成しました。

ご依頼を頂いて、約9カ月。
寒いと依頼者の体調が悪くなり、音沙汰が無くなり、暖かいと元気になったと連絡がきます。
もしもの時のための遺言書作成なのに、体調悪いままだったら
どうしよう、とこちらはハラハラドキドキ。


それを繰り返してやっと遺言書の作成に至りました。ほっ。

一般的に

・こういうリスクがあるからこういう文言を入れた方が良い、
というこちらのお勧めと

・この家族だとこういう対応をするだろうからこうしたい
という遺言者の希望。

を調整するのが私達の務めです。

例えば子が2人いたとして、子Aには財産をあげるけどBにはあげないと遺言書を書いたとして、Aがどういう反応を見せるか私達にはわかりません。

AもBも実際には知らないし、知っていたとしても人前で見せる態度と家族に見せる態度では異なることも多いでしょう。

が、Bの個性やAの貢献度、家族内での立ち位置によって最適な遺言書は異なるなと思います。
したがって、Bの個性やAの貢献度、家族内での立ち位置によっても遺言者の遺言がぶれない遺言書作成が良い遺言だと言えるでしょう。

また、①公正証書、②自筆、③自筆で書いて法務局保管と最近では3つの形式を勧めます。
が、自分で書くのは大変と公正証書を選択する人
遺贈者に知られたくないからと自筆を選ぶ人


など、形式も人それぞれの理由によります。

人生奥深いなと思うし、そういう考え方をするのか、と開眼する時です。
だから事実証明ができる行政書士という仕事は辞められません。

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