特定技能2号を全職種に拡大したらー日本に長く住むことを前提として何が必要?

2023年4月、特定技能2号を全職種に拡大し、6月の閣議決定を目指すという新聞報道があった。

現在特定技能があるのは建設と造船の2分野である。それを外食、ビルクリーニング、素形材産業、産業機械製造業、電気・電子情報関連産業、自動車整備業、航空業、宿泊業、農業、漁業、飲食料品製造業にも広げるという。

特定技能1号はどんなに良い人材で会社が長く働いて欲しいと思っても 5年が上限だった。

お客様の外食業でも、とても頼りにされ、会社で家族のように可愛がられている1号人材がいる。5年の上限が来たらどうしようと思っていたが、特定技能2号に変更できたら家族帯同もでき、永住への道も開ける。外国人は帰国もできるし、日本で働き続けることも可能、と選択肢が広がる。

逆に企業の選別は進むかもしれない。企業側としても長く働いてもらえるようキャリアアッププランを作成し、基準を明確にし、外国人が長期働こうというインセンティブを作る必要があるだろう。

特定技能は2019年から始まり、5年限定の時限立法だったけれど、2024年は来年。

しかし、人手不足は一向に収まらないため、延長されると思う。

外国人をいずれ帰る人ではなく、日本に長く住む人として、馴染んでもらうためには何か必要か、真剣に考える時期だ。

ゴミ出し、音量、電車内マナー、日本語教育、社会保障etc.

日本では現在外国人が人口に占める割合は約2%だが、オーストラリアは2人に1人が移民である。

Aさんはベトナム系日本人、Bさんはインドネシア系日本人、とxx系日本人が半数まではいかなくても、多くを占める、そういう社会がいずれ来るかもしれない。

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